家その5:70歳でも対応は年中無休?優秀な不動産エージェントの働きぶりを紹介

不動産エージェントのお話

我が家がアメリカで住宅を購入する際に、家探しと契約締結でお世話になった不動産エージェントはとにかく優秀でした。その働きぶりをご紹介します。

前回の記事では、不動産エージェント(Buyer’s Agent)を見つけたことを書きました。70歳にはとても見えないバイタリティ溢れる女性で、とにかく彼女に出会えてよかったです。

素晴らしかったのは
・物件を片っ端から見つけてくれる
・レスポンスがすごく早い
・とにかく働き者
・紹介してくれる業者の質が高い
…などなど、細かいところも含めると数え切れません。

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クイックレスポンス&クイックアクション

7月のある土曜日に顔を合わせて、希望する家の条件(エリア、価格帯)を伝えました。その翌日の日曜のお昼にさっそく1件の物件情報がメールで届きました。試しに「今日の夕方見に行くことは可能ですか?」と聞いたところ、すぐに「大丈夫。6時に現地集合にしましょう」という返事が返ってきました。

なんとも素早いレスポンスです。初めての内覧に緊張しつつ現地に向かいます。到着してわかったのだけど、対象の物件はまだ売り手が住んでいるらしくて、内覧の間だけ家を留守にしてくれているようでした。どうやら私たちの不動産エージェントは「6時集合」という連絡をくれる前に、売り手とも交渉していたようです。

さすがに1件見ただけでは何とも判断がつかないので、一旦保留にして新しい候補が出るのを待つことにしました。次の日(月曜)は2件の情報が来たので、「じゃあ今日の夕方にその2件を見ることはできる?」とお願いしたらやはり内覧できるようにしてくれました。

詳しい内覧の様子は次回の記事に書くのだけど、このエージェント、新しい物件が売りに出ているという情報をつかんだらすぐに我々に連絡をくれるし、内覧をお願いしたらすぐに連れて行ってくれるし、とにかく優秀です。

内覧しながら身の上話を聞いていると、基本365日休みなく働いているということがわかりました。ある年なんて、クリスマスの前日に契約を成立させたとか。アメリカ人にとってクリスマスは正月並みに働かない日なので、そんな日に働くのは仕事の虫です。不動産エージェントって歩合制(住宅の成約価格の数%をもらう)なので、休もうと思えばいくらでも休めるし、働く人はいくらでも働くのですね。

ただ、週末に内覧をお願いしたら「いま娘たちが来ていてすぐには対応できない。夕方には帰るだろうからそれからでどうだ?」という返事がきました。勝手に仕事一筋で生きてきた方だと思っていたのだけど、3人の娘さんがいて、さらには孫もたくさんいるそうです。

当初、彼女がどれだけ信頼できる人なのか、友人のお墨付きがあるとはいえ、少し心配でした。最初に希望する地域を伝えたところ、彼 女曰く、我々の希望している地域は人気が過熱していると言われました。物件が売りに出てもすぐに売れてしまうので、探すのは容易ではないということです。

以前の記事で「システム障害で連絡が1週間おくれちゃったよ」とうバレバレの言い訳をするローン担当者がいたので、この言葉に不安を覚えました。この不動産エージェント が仕事していなくても「なかなか物件が出てこないのよ」という言い訳される可能性があるな、と疑ってしまいました。とはいえ、物件情報が市場に公開された ら(Posted on the market)即座に知らせるから、という言葉通り、かなりの物件を一番乗りで案内してもらいました。

この先、ローン業者や住宅検査業者などもこの人に紹介してもらう機会がありました。「エージェントに紹介される業者を過度に信用せずに自分で探せ」と本などに書いているのだけど、彼女の人脈のせいか、基本的に親切で優秀な業者ばかり紹介してもらえたと思っています。