家その8:こんなアメリカの中古物件は嫌だ…我々が買いたくなかった家たち

こんな家はいやだ

この記事では、8件ほどアメリカでの中古一戸建て購入に向けて我が家が見学した8軒のうち、ここは絶対に住みたくないな、と感じた物件と、それをもとにたどり着いた「これは嫌だ」というポイントをご紹介します。

私たちが購入した家は、次の条件を重視して決めました。
・良い立地(良い学区)
・良い立地(スーパーや高速道路が近い)
・良い立地(騒音が少なく、治安が良さそう)

結局は立地です。でもその他にもいくつか条件はありました。
・あんまり古くない、少なくとも古く見えない
・キッチンが広くて使いやすい
・メンテナンスがしやすい
・間取りが我々の生活スタイルに合っている…などなど。

これらの条件から遠ざかるにつれて、「買いたくない物件」となるわけです。具体例とともにご紹介します。

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これがワーストトップの物件

内覧をしていって6軒目に見た家がダントツでワーストでした。高速道路に準ずる大きな幹線道路から細い道を車で走ること10分したところにありました。幹線道路から離れた閑静な住宅地、というよりも、森の中にあるイメージです。住宅街の一番突き当たりにあるので、徐行しながらひたすら進みます。

到着すると、隣の家からけたたましい騒音が聞こえます。若いお兄ちゃんが大音量で音楽を聞いているらしい。隣人がまずNGです。
さらに、周辺の家の前に停まっている車が軒並みボロい。事故車も多いです。車を買い替えたり修理をするお金がない、運転が荒い人が多いなど、周辺住民の車のコンディションが悪いと治安があまり良くない可能性があります。
他の物件に比べて、なんとなく乱雑な外観だな、と思っていたら、エージェント曰く「最近の物件は電線を地下に埋めているけれど、このエリアは古いので、電信柱と電線が路上にある(日本と同じ)」と教えてくれました。ハリケーンなんかが来ると、電線を地下に埋めてある方が安全だそうで。

物件は2階建てです。しかし、斜面に建てられていて、裏庭に出るには、1階のキッチンのドアを開け、木製のポーチの階段を下りていく必要があります。ポーチがボロくて修理が必要そうだし、庭は傾斜がきつくて芝刈りが大変だし、傾斜だけでなく表面がデコボコです。

また、家の内装もチープです。そのくせ値段は高め。とにかく良い点は「レンガ建てだから火災保険が多少安い」だけです。

とにかく良いところなしで、前の住人が出てからすでに3ヶ月間、誰も買い手がつかないようです。

この家がほとんどの条件を兼ね備えていたけれど、我が家がアメリカで家を買ううえで、これは嫌だ、と思ったポイントをまとめます。

立地面
・幹線道路までのアクセスが悪いと通勤が大変なので嫌だ
・特に、住宅街の奥だと、家から出る車とか路上駐車多くて事故りそうだから嫌だ
・周辺が小汚いのは嫌だ


・広すぎたり、坂が多かったりすると維持が大変そうなので嫌だ
・階段付きのポーチは事故とか怖いし、維持が大変そうで嫌だ

家の中
・キッチンやドアなどの建材が安っぽいのは嫌だ
・頻繁に1階と2階を行き来するレイアウトは嫌だ
(洗濯機置き場だけが2階にあるとか)

良さげな物件をたくさん見るのも良いのだけれど、たまに「絶対住みたくない物件」を見て、「確かにこれは絶対嫌だ」とか「ここはなんとか妥協できる」というポイントを見つけるのも良いと思います。