家その16:避けて通れない壁、住宅保険はどうするの?

この記事では、アメリカで住宅を購入した我が家が、どういう住宅保険に入るか、検討した結果について書いています。

いろいろと検討してようやくローンが決まりました。住宅ローンが承認される条件や、提出書類はたくさんありました。給料の証明や納税記録など、基本的には提出すれば良いものばかりなのだけど、一番大変なのが「住宅保険に加入して担当者の連絡先を教える」というものでした。複数の保険会社を比較して、一番自分たちに合った住宅保険に入らなければいけません。

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住宅保険は候補が盛りだくさんで悩ましい

家やローンは安さと品質で選べるので、比較的簡単。でも、住宅保険を決めるとなると、なかなか難しいものです。そもそもどれくらいの確率で保険のお世話になるのか、見当もつきません。とはいってもここはアメリカ。友人なんて洪水で家が台無しになったので、保険は欠かせません。なお、ここでいう住宅保険はHome Owner’s で、家事や事故で家が壊れたり、家の中や周りで起こった事故の補償をしてくれます。洪水は補償してくれないこともあるので、別の保険にはいる必要があったりします。(地震は起きないので考慮しない)

支払いを安くすれば、いざという時の出費はかさむでしょう。たくさんCMを流している大手はきっといざというときの支払いを渋るのでしょう。ネットで探した結果、私の住んでいるテネシー州でおすすめの住宅保険は以下の4つだそうです。

・StateFarm
・Traveller’s
・All State
・Farmers Bureau Insurance

ネットの評判なのだけど、大手だけど対応が悪いと言われるGeicoがはいっていないので、何となく信憑性がたかそうと思いました。そこで、各社から見積もりをとることにしました。

ほとんどの会社でオンライン見積もりフォームが用意されていて、住宅の基本情報を延々入力すると、月々の保険額を算出してくれるようになっています。

家の素材や立地を指定すると「同じグレードの家を立て直すと幾らくらい必要か」が算出されます。たいていの場合は購入価格と同じぐらいです。高い家ほど保険額が上がります。

また、「不測の事態があっても保険会社に頼らず何千ドルは自己負担する」ことを表明すると保険額が下がります。これをDeductableと言います。
また、「消火器がある」「セキュリティ会社と契約している」「消防署が近い」などの加算ポイントがつくと若干安くなるようです。

4社のうち、Travellersだけはオンラインの見積もりがうまくできず、代理店経由で見積もりをとることになりました。

保険もローン同様にブローカーみたいな個人から契約する場合と、会社(またはその代理店)から契約する場合があるのだけど、会社(代理店)経由だけの見積もりをとりました。

一番安い見積もりはFarmars Bureauだった

ネットのオンライン見積もりを取った結果、Farmers Bureauが最安と判明しました。

同じ条件を入力すると、どこも似たような価格に落ち着くのだけど、Farmers Bureauが頭一つ抜き出て安い価格でした。聞いたことのない会社だし、Farmer(農家)しか入れないような印象だったのだけど、農家向けに始まったサービスが業態拡大して一般人でも普通に入れるようでした。

反対に最低だったのはAll Stateで、こちらがオンラインで見積もりを提出した後、オペレーターから電話がかかってきて、「確認のためにいろいろ質問させろ」と言って、一通り同じような情報を質問してきて、挙げ句の果てにどこよりも高い見積もりを提示してきました。話していて感じたのは、保険のプロじゃなくて、私の喋ったことを(私が入力したのと同じ)オンラインフォームに入力して見積もり価格を出しているようでした。

そういうわけで、一番安いFarmersに決めよう、と担当者に連絡を取ろうと思ったのだけど、すべての見積もりをいったんリセットしなければならない事態が発覚しました。

これにより保険会社選びが難航しました。