この記事では、我が家がアメリカで契約した住宅保険(Home Owner’s Insurance)を選ぶ際に、同時に自動車保険を見直したことで保険支払額を大幅に減らしたことを書いています。
前回の記事で、複数の保険会社から住宅保険の見積もりを取得した結果、Farmers Beaurouが一番安かったということをお伝えしました。
ただ、別の保険会社から受けた、とある連絡で、すべての前提を見直すはめになりました。そのきっかけとは、「自動車保険を我が社に乗り換えてくれたら、住宅保険をセット割引するよ」というものです。
自動車保険とセットにすると割引になりますよ
住宅保険単体の見積もり価格がパッとしなかったStateFarmという大手の保険会社のエージェントが、「自動車保険とセットにすると安くなりますよ」と持ちかけてきました。多くの保険会社は住宅・自動車・生命保険を扱っているので、全部同じ会社にすると安くしてくれるのですね。
我が家は2台の車を持っています。保険は先にアメリカに来ていた妻任せだったのだけど、日本人が代理店をするTraveler’sという保険に入っていて、年間4000ドル程度という、けっこうな額を払っていました。
アメリカに来たばかりで運転歴もなかったため、自然と保険料が高くなっていたのだと思います。しかし、我が家もアメリカでの運転に慣れて、2年間無事故無違反です。折しも保険更新時期だったので、この機会に自動車保険も見直せば、出費を最低限に減らすことができそうです。
オンラインで自動車保険をチェックして、各社から見積もりを全部とり直す
住宅のことで精一杯だったのだけど、慌てて自動車保険についても調べることにしました。オンライン見積もりフォームを埋めてみてわかったのは、車の型式と年代の他に…
- 年齢と運転歴(若者か否か→若者は事故を起こしやすい)
- 車の種類(デカい車は保険が高い)
- 毎日どのくらい運転するか(たくさん走るほど事故りやすい)
などの項目で保険料が変動するようです。家と同様に、事故を起こした場合の修理自己負担(Deductable)を高く設定すればするほど保険料は安くなります。事故を起こしたら高い修理代(や治療費)で泣きを見るのだけど、そもそも保険会社が支払いを渋って結局修理代が高くなる、という可能性も考えれば、月々の支払いを低く抑えたほうが結果的にお得かもしれないと思いました。
また、気づかずに入っていたオプションとして「車が事故って修理したときのレンタカー代を全額補償」というのがありました。我が家は2台車があるので、1台壊れてもなんとかなります。このオプションを外すと結構安くなりました。
そんなこんなで自動車保険を見直したら、だいたいどこの保険会社でも2台で年額2000ドル程度まで下がり、年間1000ドル以上安くなりました。
自動車保険と住宅保険のセット割引をチェック
残念なことに、部署の壁なのかシステムの壁なのか、自動車保険と住宅保険をセットで購入した場合の割引価格は、各社ウェブ上では確認できませんでした。したがって、直接保険会社のエージェントに連絡をとって、合計金額を提示してもらうことになります。
住宅ローンを検討した4社(Farmers Bureau、All State, Travelers, StateFarm)のうち、対応と価格が一番悪かったAll Stateを除外した3社に連絡をとりました。もちろん本命は住宅保険が一番安かったFarmers Bureauです。
真っ先に連絡をくれたのが、自動車保険見直しに気づかせてくれたState Farmでした。
現在契約していたTravelersは(なぜかWeb上で見積もりが作れない)、電話で条件を伝えたところ、パッとしない高い見積もりを返してきただけでした。こういう見直しをすれば安くなる、といった類のアドバイスも一切なかったので、契約継続は却下です。
そして本命だったFarmers Bureauはなんと連絡がとれませんでした。タイミング悪く不在着信があったり、こちらからかけたら不在でした。ローンの対応の経験で、担当者の返事が遅いところはあまり信用できない、と感じました。
こうして、我が家は結局State Farmに住宅保険と自動車保険をお願いすることにしました。最安値ではなかったのかもしれないけれど、住宅保険と自動車保険の年間支払額あわせても、これまでの自動車保険より安くなったのでラッキーです。(そのあと、生命保険も勧められたけど、永住するわけでもないので無視)
これで、住宅ローンに関する決め事はすべて解決です!
最後に:保険会社選びで大事なポイント
自動車保険を変えたわずか1週間後に、妻の車が事故をおこしました。100%相手の過失だったのに、保険会社の対応は悪く、こちらも半分悪い!という結論になってしまいました。State Farmの事故処理担当は、担当者が常にコロコロ変わるようで、こちらの言い分をあまり聞いてくれなかったようです。
というわけで、もらい事故の多いアメリカでは、事故処理担当の評判が高い保険会社にするのが吉です。。(どこが良いのか結局わかっていないけれど)