家その0:はじめに〜我が家がアメリカで家を買うまでの流れ

アメリカでの家探し

サブプライム問題の記憶が薄れた2015年の秋に、アメリカで一戸建て住宅を購入しました。アメリカに引っ越して、住宅購入を考えている日本人の方のために、体験談を順に公開します。

海外転勤によりアメリカのテネシー州引っ越して数年。アパート暮らしを続ける中で、マイホームを購入しようかな、と悩んだ末、7月に「ローンが借りれるならば買おう!」と決めました。

アメリカの住宅はほとんど中古なのと、新築のメリットを感じなかったので、中古物件をターゲットに家を探しました。まずZillowなどで、希望エリアの金額を調べ、ざっと予算を立て、資金が大丈夫かを確認しました。おおまかなスケジュールは次の通りでした。

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アメリカで家を買うまでのスケジュール

7月上旬:近くの銀行にローンが借りられるか聞きに行く→OKとのこと
7月中旬:不動産エージェントに会い、相場・市況などを聞き、こちらの要望を伝える
7月中旬:不動産エージェントとともに、8件の物件を見学し、1件に絞る
7月下旬:購入打診(Offer)をするも、競争過多で売買不成立

8月上旬:再度物件を見学、2件見学して1件に購入打診(offer)をし、成立
8月中旬:物件の検査(Inspection)と修理依頼提出、ローン会社の最終決定、保険会社の決定
8月下旬:ローン会社に必要書類をすべて提出

9月上旬:物件の査定(Appraisal)完了
9月中旬:融資に必要な頭金等を全額揃え、審査終盤
9月下旬:ローンの追加書類を提出、修理依頼の作業完了確認
9月末日:契約(Closing)完了、弁護士(Attorney)と署名、頭金の支払い(小切手… Cashiers Check)
10月上旬:アパート退去、引っ越し

購入を決めて、動き出してからじつに3ヶ月ちょっとで新しい家に引っ越してしまいました。

大変だったのは、以下の項目です。

・連日の物件見学 (仕事終わって移動して見学するので、時間がかかる)
・Offer提出(知らない単語連発で、30ページくらいの文書にサインする)、オファー通るか疑心暗記
・ローン会社の選定(選択基準がわかりづらい、利率の交渉が難しい)
・保険会社の選定(ちょうど車両保険の更新もあったので、選定基準が複雑に)
・ローン審査(ギリギリまで審査が通らないうえに、追加要望がギリギリになってでてくる。最悪の場合、契約日が変更になるので、心理的負担が大きい)

逆に大変ではなかったのが、以下の項目でした。
・最終日の契約(すでに知っている情報を確認しながら書類にサイン)
・住宅選び(細かい点で悩む必要がなかった、エージェントが優秀だった)
・Inspection(物件検査)と修理依頼(エージェントが優秀だった)

成功要因は、優秀な不動産エージェント(Buyer’s Agent)と、銀行のローン担当者(Mortgage Agent)に巡り会えたことです。

これ以降の記事(ブログのカテゴリ「アメリカで住宅購入」)で、詳細をご紹介していきます。