レンタカーのトラブル、帰国時に車のキーを返却し忘れた!

本文とは関係ありません

この記事では、我が家がアメリカを去る際に、レンタカーの鍵を返し忘れてしまった時の顛末を書いています。

2017年10月に、数年間暮らしたアメリカを去ることになりました。持っていた車を全て処分し、最後の数日間だけ借りていたレンタカーを使って空港に向かい、日本を目指しました。しかし、その際に大きな失敗をやってしまいました。どうやって解決していったのか、顛末をご紹介します。

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早朝ドライブからの空港チェックイン…が、しかし

我が家はアメリカを去って日本に本帰国する際、ハワイで数日遊んでから帰国することにしていました。そのため、ナッシュビル国際空港(BNA)→ヒューストン・ジョージブッシュ国際空港(IAH)→ホノルル(で、数日滞在)→成田、というスケジュールで日本を目指しました。

朝早い便でナッシュビルを発つことになっていたので、朝4時に宿を出て、空港でレンタカーを返却し、大量の荷物を預けて飛行機にチェックイン、という流れでした。

赤ちゃん連れだったので、乗り遅れないかハラハラしましたが、寝坊もせず、渋滞にも事故にもあわず、無事に車を空港で返却し、余裕を持って飛行機に乗り込むことができました。

はやめにヒューストンの空港に着いたら少しいい朝ごはんが食べられるかなあ…なんて思いながら飛行機の座席で離陸を待っていたときに、妻が一言「あれ、ポケットにレンタカーの鍵が入っている!」

車を返却したのに鍵を返し忘れるとは?

今回、レンタカーは妻名義で借りていました。私が運転したものの、返却手続きをする関係で、妻が鍵を管理し、運転中も助手席にいた妻が鍵をポケットに入れていたのです。最新の車だったので、鍵を回すタイプではなくて、キーレス・スマートキーによるプッシュスタートの車だったのです。運転席にいる人が鍵を保持した状態でエンジンボタンを押せばエンジンがかかるのだけど、助手席にいる人が鍵をもっていても問題なく動いちゃうのです。

そして、返却時もレンタカー屋の人が最後は運転するのだけど、そのときも助手席に妻が座っていた関係で、レンタカー屋の係員も鍵を受け取っていないことに一切気づいていなかったのです。

慌てるも、なすすべなし

レンタカー会社には妻の連絡先を伝えていて、妻は出国前日に携帯を解約してしまっています。つまり、レンタカー屋が焦って妻に連絡しても、その電話には誰も出ないのです。

慌てたものの、すでに飛行機は離陸モード。諦めてヒューストンで事態の収拾を図ることにしました。ただ、ヒューストンでの乗り継ぎは国内線とはいえ1時間未満だったので、若干不安です。空港に着いたらまずは一心不乱に次の飛行機の離陸ゲートに向かいました。幸い40分ほど早めにつくことができたので、レンタカー屋に連絡をとることにしました。

幸い、私のプリペイド携帯の利用期間が残っていたので、私の携帯を使ってレンタカー屋に連絡をこころみます。しかし、手元の書類にある連絡先はレンタカー会社の代表電話番号のみで、レンタカーのオフィスの番号は調べてもわかりません。仕方なくわかりづらい自動音声からそれらしいオプションを選ぶものの、回線が混んでいるとかで延々とオペレーターにつながりません。ようやく繋がったかと思うと、よく理解していない担当者と無為な会話をする羽目になり、さらにたらい回されて次のオペレーターを待ったりしている結果、次の飛行機の搭乗まであと15分になってしまいました。

しかたなく、ヒューストンで事態を解決することを諦め、再び飛行機に乗り込みました。当然ながら素敵な朝食を空港で調達することはできず。次に連絡できるのはハワイに到着してから、すなわちナッシュビル時間の夕方です。朝一で返却された自動車の鍵がなくて、そのまま返却場所から動かすことのできないまま慌てふためく担当者の姿を目に浮かべつつ、ハワイへ向かいました。

空港滞在中にナッシュビルのレンタカーオフィスの担当者と話しができていれば、空港のどこかからキーを送ることもできたのでしょう。ナッシュビルとヒューストン間であれば定期便も1日複数回運行しているので、返却は楽だったはず。しかしハワイとナッシュビルはかなりの距離があります。でも仕方がない。

ホノルルでようやく事態を解決

事態が好転したのはホノルルでした。最悪の場合、ホノルルにあるFedExなどの運送業者に高い運送量を支払って、ナッシュビルのレンタカーオフィスまで鍵を届けてもらおうと思っていました。滞在先近辺にフェデックスの事務所があることも離陸前の数分で調べました。しかし、ホノルル空港にある同じ系列のレンタカー会社の受付の担当者と話した結果、その担当者が(自分たちの負担で)鍵をFedExでナッシュビルまで届けてくれることになりました。

ホノルル滞在中に、ホノルル窓口の担当者と連絡をとったり、FedExの追跡番号でチェックしたりした結果、数日後には無事に車の鍵がナッシュビルのレンタカーオフィスに返されたようでした。

驚くべきことに、この件による追加料金請求などはなし。イレギュラーすぎる事態に請求することに頭がまわらなかったのか、はたまた返却時に鍵の返却を確認しなかった担当者が悪いということになったのか、スペアキーがあったから誰も困らなかったとか、みなさんが善意で解決してくれたのか、真相は闇の中ですが、とにかくアメリカ出国直前にやらかしたトラブルは、意外と穏便に解決しました。

みなさまも、レンタカーを返す際は、車の鍵をしっかり返すようにしましょうね!