フロリダディズニーワールドの楽しみ方 …チケットの種類と入手法

この記事では、アメリカのフロリダ州にあるウォルトディズニーワールド(WDW)へ行く方向けに、フロリダのディズニーワールドのチケットの値段や、各種オプション、そしてチケットの買い方についてご紹介します。

アメリカのフロリダにあるディズニーワールド、日本から訪問すると航空券だけで数十万するので、チケット代なんて誤差の範囲に思います。でも、アメリカ国内から行く場合、チケット代の占める割合は大きなものです。チケット代は幾らくらいなのか、そしてどこで購入するのが良いのか、ご紹介いたします。

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アメリカのディズニーのチケットは日本に比べると高い

ディズニーの遊園地の入場券は1日フリーパスで「入場したら遊び放題・乗り放題」です。これは日本もアメリカも同じです。日本のディズニーランドの場合、大人の入場券は7,400円(2016年6月時点)で、シニア・中高生・子どもはもう少し安くなります。(子ども料金は大人より35%安い)

アメリカの料金設定はもう少し強気です。通常の1日チケットは約100ドルです。大人料金以外は、子ども料金(3歳から9歳)しか設定がありません。そして、子ども料金は大人料金とほぼ同額です。5ドルくらいしか安くなりません。もっとも、チケットは時期によって最大17ドルほど変動します。

  • 繁忙期(Busy – 114ドル)
  • 通常期(Regular – 104ドル)
  • 閑散期(Value – 97ドル)

※2016年度の値段。なお、10ドル近い消費税がかかります。

繁忙期は6-8月の夏休みシーズン、サンクスギビング休暇期(11月下旬)、クリスマス〜年末年始、春休みなどです。閑散期は、8月末〜9月、2-3月(例外あり)などです。

特筆すべきは「パークによって値段が違う」ことです。日本のディズニーが2つのパーク(ランドとシー)があるのに対し、フロリダのディズニーには4つのパークがあります。

  1. マジックキングダム (日本のディズニーランドとほぼ同じ)
  2. エプコット (未来万博・世界万博的パーク)
  3. ハリウッドスタジオ (映画の世界を舞台にしたパーク)
  4. アニマルキングダム (動物園風パーク)

日本の場合、ディズニーランドとディズニーシーは同一料金です。でも、フロリダのディズニーワールド(WDW)は、マジックキングダムだけ1日チケットの料金が残り3つのパークに比べて10ドルほど高額です。先ほど提示した価格(97ドル〜114ドル)は「マジックキングダム以外」の価格です。マジックキングダムは107ドル〜124ドルです。

※なお、4パーク全部行ってみたけれど、マジックキングダムは高いだけ内容が充実しています。

基本はみんな複数日チケットを購入する

週末にディズニーに行く人が多い日本と違って、アメリカ人は「1週間がっつり休みをとって、ホテルに滞在しながら毎日ディズニーに遊びにいく」というスタンスです。そのため、1日チケットのみを購入する人はおそらく少数派です。

多くの人が購入するのが通し券・複数日チケット(Multi-Day Tickets)です。1日に1パーク(どこでも可能)に入園できるチケットです。長い日数分のチケットを買うほど割安になる仕組みになっていて、最終的に1日あたり40ドルまで下がります。

こちらが、フロリダのディズニーワールドのホームページのチケット表です。

WDW-multi-day-tickets

引用元:https://disneyworld.disney.go.com/en_US/tickets/

なお、こちらすべて1日あたりの料金になので、総額がわかりづらいです。まとめると…

  • 2日通し券:$101/日 × 2日 = 202ドル
  • 3日通し券:$96.67  × 3日 = 290ドル
  • 4日通し券:$81.25 × 4日 = 325ドル
  • 10日通し券:$40 × 10日 =400ドル

通し券(複数日チケット)は、繁忙期など関係ないようです。ただ、最初に使った日から14日で使わないといけないようなので、回数券感覚で買って、将来使おうということはできません。また、入場時にがっつりと指紋認証してチケットと本人を照合しているため、転売・譲渡はできません。

子ども料金(10歳未満)は、1日あたり3〜5ドル程度安くなると思ってください。(つまり、大人料金とほぼ変わりません)

なお、ディズニーワールドの公式ホームページには日本語ページもあります。ただ、常時全情報を日本語にしているわけではないようで、情報が若干少なく、かつ古いようです。(マジックキングダム105ドルというのは昔の繁忙期の値段でしょうか…)

フロリダディズニーワールドのチケット料金

引用元:http://disneyparks.disney.go.com/jp/disneyworld/tickets/

複数日チケットの追加とパークホッパーについて

複数日チケットがお得なことは自明なのですが、そうなってくると「何日分買うのが良いのか」迷うと思います。5日行きたいけど、3日で飽きたらどうしよう、とか、子どもが体調を崩したらどうしよう…など、予測不可能な事態が発生すると、チケットが無駄になりかねません。我が家が訪問した2016年6月は、フロリダを台風が直撃していて、洪水警報も出たため、1日ホテルで過ごす羽目になりそうでした。幸い夜中に収まったのだけれど、旅に予想外の出来事はつきものです。

予測外の事態でチケットを無駄にしたくない、そういう方は、2日チケットを買いましょう。

なんと、複数日チケットはパーク窓口でいつでも手数料なく追加購入が可能です。2日チケットを買って3日目も入りたくなった場合は、窓口にチケットを提示すれば、3日チケットとの差額(96.67ドル)で1日追加できます。さらにもう1日延長したければ、4日チケットとの差額(81.25ドル)で1日延長できます。手数料などはかかりません。(くどいけれど10%近い税金はかかります)

また、滞在時間が短くて1日に複数パークを回りたい、という人は、追加料金を払えば他のパークにも行き来自由になる「パークホッパー」というオプションをつけましょう。

朝にマジックキングダムで遊び、午後にアニマルキングダムを満喫し、夜にハリウッドスタジオのショーを楽しんだり、朝にアニマルキングダムに行って、お昼寝をしてから夜にマジックキングダムのパレードを見たり…そんな忙しい計画を立てる場合は、3日分のチケットを使うのではなく、このパークホッパーを使います。

なお、このパークホッパー、1日券でも複数日券でも値段はほぼ60ドル程度です。1日あたり60ドルではなくて、チケット全体で60ドルです。1日券でも、2日券でも、3日券でも、ほぼ60ドル追加することで「すべての日で複数パークの入退場が」可能になります。なので、複数日訪問を考えている人は、初日からパークホッパーをつけないと損をします。(最終日にオプション購入しても初日に購入しても、支払い総額は変わらない)

正確な用語では「ベースチケット(1日券や複数日券)にパークホッパーオプションを追加する(Add Park HopperOption to 1-Day or 2- to 10-Day Base Ticket)」といいます。

チケットの購入場所はどこが良い(ネット?窓口?)

我が家はディズニーワールド近くのホテルのサービスカウンターでチケットを購入しました。ディズニーに詳しいコンシェルジェみたいな人がいて、チケットを売ってくれます。割引・手数料などは一切ありませんでした。

こうすることで、当日入場前に窓口に並んでチケットを購入する手間が省けました。

ウェブで買うとラクに思いますが、購入時に発行された引換券(バウチャー)を窓口で引き換えなければいけないようで、結局並ぶようです。

なお、当日パーク入り口に入って判明したのだけど、9割以上の人がチケットをすでに持っていて、チケット購入窓口に並んでいる人はほとんどいませんでした。私たちと同じようにホテルで入手しているのか、前日より前に購入済みだったようです、

アメリカのチケット売り場は基本的に混んでいることが多いのだけれど、ディズニーに関して言えば、ギリギリまで迷うくらいならば、チケットは当日窓口調達でも問題ないように思います。

ちなみに、チケットは分厚いカードか、リストバンドです。情報はすべて記録されているので、追加購入しても同じチケットを使います。

長々と書きましたが、前日までチケットの仕組みはほとんど分かっていませんでした。あまり知らずに訪問しても、そこまで損をしない仕組みになっているようなので、気軽に楽しんでください。