この記事では、フロリダのディズニーワールド(WDW)訪問時に我が家が宿泊したホテルから、ディズニーのパーク間を運行していた無料シャトルについてご紹介します。時間帯やメリットデメリットをご説明しましょう。
前回の記事で我が家が2016年6月にフロリダのディズニーに旅行した際に、宿泊したQuality Suitesというホテルについてご紹介しました。
このホテルの良いところは「ディズニーのパークまで無料のシャトルバスが毎日運行している」というところです。そのバスについて詳しく紹介していきます。
ホテルの宿泊客向け「シャトルサービス」
一般的に、アメリカのホテルにはシャトルサービスというものがあります。宿泊客に提供する無料(Complimentary – 宿泊費に込みの)サービスです。クルマを持ってい無い人向けに、空港とホテルを定期的に往復したり、近隣観光地を往復したり、1-2マイルの近距離なら無料でタクシー的に送迎してくれたりするサービスです。(必ず存在するサービスというわけではない)
ディズニーワールド(WDW)のあるフロリダ州オーランドには、ディズニーのパーク間・ホテル間を結ぶ無料バスやモノレールなどはあるものの、ほとんど公共交通機関がありません。車で旅行してきた人はその車で移動、飛行機できた人はレンタカー、ほぼこの2択です。
とはいえ、例外があります。我々が宿泊したQuality Suitesは、ディズニー向け無料シャトルが毎日運行されていました。ほとんどの人がディズニーに行くので、開始したサービスなのでしょう。
このQuality Suitesだけでなく、ディズニー近辺にあるホテルには、ディズニーまでの無料シャトルバスを運行させているところが少なからずあります。
ホテルのシャトル。小さくコピー用紙にホテルのロゴが書いてある以外、目印はない。バスを持ってる個人事業主なのだろうか、バスはとにかくボロい。
ディズニー向けの無料シャトルを運行しているホテル
ある程度の高級ホテルで、ディズニーの近くにあるならば、かなりの確率で無料送迎バスがあると考えて良いでしょう。私たちが使ったQuality Innのシャトルバスは、近辺の4ホテルを対象に運行していました。
- Residence Inn Orlando Lake Buena Vista
- Sheraton Lake Buena Vista Resort
- Hampton Inn Orlando/Lake Buena Vista
- Quality Suites Lake Buena Vista
上2つは結構いいホテル、下2つはそこそこのランクです。行きは全部のホテルをまわり、帰りは乗客全員がどこに行くかを確認して、必要なホテルだけに寄っていました。
我々の乗っていたバス以外にも、似たようなバスをみかけたので、同じように複数ホテルから発着するバスが他にもいくつかあるのでしょう。
ディズニー行き無料シャトルバスのスケジュール
ホテル(Quality Suites)の受付には、何時にバスが出発するか、そして各パーク何時に向けにくるか、という案内が置いてありました。(2016年6月の情報。あくまで参考に)
すなわち次の通りです。
ホテル発(パーク行き)
- アニマルキングダム…8:15
- マジックキングダム…8:15/12:10
- エプコット…9:30/12:10
- ハリウッドスタジオ…9:30
パーク発(ホテル戻り)
- アニマルキングダム…17:30
- マジックキングダム…16:10/19:00/22:15/23:35*/24:50*
- エプコット…15:55/19:15/22:00
- ハリウッドスタジオ…17:45/21:45/23:20*
*の時間はRegular Late Park ClosingTimesのみ。(よくわかってませんが、繁忙期の開演時間延長時期のみということでしょうか)
あくまで2016年6月時点(繁忙期)の情報です。ホテルを回っていくので、5-10分程度のズレがあるでしょう。出発時間が同じなのは同じバスという意味です。マジックキングダムで人を降ろして、アニマルキングダムに向かったり、エプコットで人を乗せてマジックキングダムに向かったり、という具合です。
点呼を取っているわけではないので、送ってもらったパークで拾ってもらう必要はありません。ディズニーパーク間は無料の交通機関が複数ある(モノレールやバス、基本バス)ので、エプコット15:55のお迎えを逃したので、アニマルキングダムに移動して17:30に帰る、などのやり方も可能です。特に、マジックキングダム行きのバスは、実際はパークではなくTCC (チケット&トラベルセンター)に到着するので、そこを起点にモノレールやバスで他のパークに行くことができます。
バスの時間の正確さと、満車の場合の対応策
バスといえば遅く来るイメージがあるけれど、思いの外、時間に正確でした。早くついてしまった場合は、時間になるまでちゃんと待っていてくれました。
こんなにお得なサービスの割に、利用者は少なく、バスが満員になることはほぼありませんでした。1度だけ、バスが配車できなかったのか、同じ業者の使う7人乗りのバンがきたことがあり、満員で乗れなかったことがありました。でも、すぐに別の車を手配してくれたので、満員になった場合は、業者どうし連絡をとりあって、もう1台(2台)来るようになっているようです。
バスの使い方のデメリット
バスの運行スケジュールをみると、当然ながら自由度が低いことがわかります。
アニマルキングダムは閉館時間が早いこともあり、1回しかお迎えが来ません。これを逃したら帰れなくなります。(正確にはタクシーなどで帰れるけど、高い)
早く着けばどのパークも空いているけど、9時30分ホテル発は若干遅いです。夕方(5時とか7時)を逃すと次が深夜(10時とか)なので、子連れは要注意です。
これらは自分で運転して駐車場に停めておけば発生しないデメリットです。そこは仕方がありません。
あと、マイナーなデメリットとしては、バス停には屋根が無いので、雨が降るとひどい目にあいます。我が家は4日滞在したうち、2日はバス待ち時間中に雨が降りました。雨といっても、フロリダの気候は亜熱帯なので、降る場合は土砂降りです。
そんなわけで、行動時間が若干制限される、帰りの時間にビクビクする、などのデメリットはあるけれど、20ドルの駐車料金を支払わずに済む・寝ていてもホテルまで連れて行ってくれる、お得なシャトルバス、ぜひ検討してみてください。