この記事では、ハワイに到着して、空港(ホノルル国際空港)から市内のホテルに移動するまでの交通費を一番安く抑える方法についてご紹介しています。
この記事で想定としているグループは、2人以上、特に子どもが多い家族連れです。人数が多いほど、交通費を安く抑えることができます。なお、ここではハワイの一番メジャーな観光地であるオアフ島(ホノルルがある島)について記載します。
はじめに:ハワイでの移動手段をご紹介
ハワイで空港からどこかに行く場合、4つの選択肢があります。
- タクシー
- シャトルバス
- 路線バス(その名も”The Bus”)
- レンタカー
高いけれど早くて確実なタクシー
タクシーで空港から多くの人が向かうワイキキビーチ近郊のホテルまで移動すると、だいたい$30-40かかるようです。タクシーは人数が多いほど一人当たりの移動料金は安くなるし、何よりも早いです。ただ、チップも必要だったり、メーター制なので到着するまで幾らかかるか、はっきりとは分かりません。
多少遅いが安くて確実なシャトルバス
次に一般的なのがシャトルバスです。同じような目的地(たとえばワイキキビーチ周辺のホテル)に行く人たちを3-4グループまとめて送迎してくれます。他の人の目的地に寄り道する分、タクシーよりは遅いけれど、定額料金で1人20ドル未満なので、1-2人で利用する場合、タクシーより安くなります。子ども料金は設定無しの事が多いです。
自由度は高いけど高額なレンタカー
アメリカでの運転に自信がある人で、気ままに島を周りたい人は、レンタカーという選択肢が出てくるでしょう。ただし、レンタル料・保険料・ガソリン代(ハワイは全米でも屈指の価格)を踏まえると一番高額になります。また、ほとんどのホテルは駐車場料金が発生して、これが1泊20ドルなど、かなり高額です。大都市以外のアメリカでの旅行ではレンタカーはおススメなんですが、ハワイの場合はあまりお勧めしません。
格安だけど使いづらい、路線バス
最後に路線バスです。ハワイの路線バスはかなり発達していて、おまけに大人1回2.5ドル(どれだけのっても定額)と破格の値段です。当然沢山のバス停に泊まるため、シャトルバスやタクシーの倍以上の時間がかかるけれど、とにかく安いです。ただ、唯一にして最大の欠点は「スーツケースの持ち込み不可」という点です。スーツケースを持って空港に着いた場合、バスは使えません。
なお、ハワイに鉄道はありません。また、空港からワイキキビーチまで歩くことは危険かつ不可能です。
本題:家族連れで一番安く空港からホテルまで行く方法
ネットで検索すると、空港からホテルまでの移動手段として、「人数が少なければ(1-2名)シャトルバス、多い場合(3名以上)はタクシー」と言われています。交通費の総額は1グループで片道40ドル程度ということになるのです。
でも、この方法を使えば、1グループの片道の交通費が半額の20ドルまで抑えられます。旅の予算が40ドル浮くのです。
その方法とは…
グループの代表者に全部の荷物を持たせてシャトルバスでホテルに移動してもらい、残りのメンバーは身軽な荷物だけもって、バス(The Bus)でホテルを目指す
です。
5人家族の場合、シャトルバス1人の料金が往復32ドル程度(往復割引を使った場合)で、残りの4人バス料金が片道10ドル($2.5*4)です。しかも、5歳以下は無料で、6歳から17歳までは子ども(youth)料金で半額1.25ドルです。
ちなみに、全員が荷物を最小限にして、旅行中の着替えや生活用品をすべてバックパックに入るだけに抑えれば全員バスで移動できます。これが最安値です。でも、あんまり現実的ではないかも。
実践編:出発前に準備しておくこと
ここで紹介した、代表者1人に荷物をもたせてシャトルバスに乗せ、残りのメンバーはバスでホテルを目指す、作戦の準備事項をご紹介します。
The Busの路線図を調べる
空港から自分たちの宿泊ホテルまでどうやったらバスで行かれるかを調べましょう。Google Mapで検索すると、路線番号付きの結果が出ます。ワイキキビーチ沿いのホテルだと、19番や42番といった路線で、乗り換えなく行くことができます。
シャトルバスを予約する
到着してから電話で予約することもできるけれど、予約した方が待ち時間が少なくて良いです。予約時に到着便名を伝えるので、到着が遅れても心配無用です。ドライバーさんが名前を書いて待っていてくれるはずです。
私は以前ロバーツハワイのエクスプレスシャトル、というサービスを使いました。普通に安くてお勧めです。
荷物は極力少なくまとる
代表者が最悪1人で持ち歩けるよう、多くてもスーツケース2個にまとめるとよいです。残った荷物は手分けして小さめのバッグに入れて1人1個持ち歩きましょう。
現金を用意する
ハワイのバスは現金支払いのみで、お釣りは出ません。
5ドル札、1ドル札、25セントをしっかり用意して、人数分の料金を現金でピッタリ払えるようにしておきましょう。ホテルに着いてからは、街中で両替できるので、帰りの現金を気にする必要はありません。
通信手段を確保するかしないか決める
現地でもケータイが使えると便利だけれど、ホテルや多くのショッピングモール・レストラン・カフェでは無料Wi-Fiが使えます。
空港には無料Wi-Fiが無いので、電話(データ通信)を一番使う可能性が高いのは空港です。しっかり準備しておけば高いお金を払って国際ローミングサービスや現地の電話レンタルをする必要は無いでしょう。
まとめ:空港からホテルまで格安で移動!
ハワイで空港からホテルまで移動するには、グループの代表者が全員分の荷物を持ってシャトルバスで移動して、その間に残りのメンバーがバスで移動すれば安い、というお話でした。
とはいえ、浮くお金は総額40ドル程度なので、みんなでコーヒー飲んだらすぐ帳消しになる程度でございます。