この記事では、新宿にあるアメリカ南部をモチーフにしたレストラン、Dancing Crab (ダンシングクラブ)に行ったときの体験を書いています。たまたま1歳児を連れて行くことになったので、子連れで行く場合のポイントも書きました。
友人に誘われて、新宿にあるダンシング・クラブというレストランに行ってきたので、レポートを書きます。子連れで行く羽目になったので、子どもが楽しめるかについても記載しています。
人気のダンシングクラブって何?
ダンシングクラブと聞くと、”Dancing Club”という字面が出てきます。レストランじゃなくて、踊るクラブなのかと思って調べたら、”Dancing Crab (クラブ=蟹)”ということで、蟹料理などが出てくるレストランでした。
ルイジアナの料理をモチーフにしたようで、写真をみると、アメリカのルイジアナ州あたりでCraw Fish (ザリガニ料理)として食べられている、ケイジャンスパイス(Cajun Spice…唐辛子やパプリカの赤い色が特徴なピリ辛香辛料)にまみれた食材が掲載されていました。
ただ、本格ルイジアナ料理というわけではなく、シンガポール発祥の、「ルイジアナ風シーフードレストラン」のようで、食材は豪華なカニとかエビでした。(ルイジアナの人は貧しくて仕方なく小さなザリガニとか食べてたらしい)
豪快に手づかみで食べることや、カニのかぶりものをして食べて和気藹々と写真をとったり、店員が踊り出すなど、イベントフルなお店のようです。
食べてみた感想…手が、汚れる!
予約した12時近くになると、続々とグループが受付に「予約していた〜〜」と告げて入店していきます。予約なしで入れる状況ではなさそうです。
席に通されると、店員さんが注文を聞きにくるので、定番となるランチセットを頼みました。3000円くらいでシーフード一式と、サラダと、食べ放題のサイドメニュー(じゃがいも、パン、パスタ)がついてきます。飲み物は別なので、結構なお値段です。なお、食べ放題付きなので、2時間制限でした。
店員さんがテーブルをまるまる覆う紙のシートをしいてくれました。
全ての料理が手づかみなので、店内にある洗い場で手を洗います。
最初はシーザーサラダが出てきました。ドレッシングにまみれたレタスの葉っぱを手づかみ。心理的なハードルが少しずつ降ろされていきます。
そして、スパイスでドロドロになったメインディッシュが運ばれてきました。
(ちなみに、テーブルの上に料理をおくたびに、お店のお姉さんたちがテンション高く「レディーゴー!」的なノリです)
サイドメニューとなるパンなども、まとめてテーブルの片隅に盛られます。おかわり自由とのことだけど、あんまりおかわりするタイミングがみつかりませんでした。
カニって食べるとどうしても無口になるのと、濃い味付けと食べる大変さで、あんまり食べないうちにお腹いっぱいになります。足りない方はとにかくサイドメニューをおかわりすれば良いでしょう。香辛料(ケイジャンパウダー)がまぶされたニョッキが秀逸でした。
また、だいたい30分ごとに、店内に大きな音量で音楽が流れて、店中の給仕のお姉さんたちが通路に終結して踊り出します。すごく踊りが上手、というよりはノリのいい女の子が元気に踊っている、というクオリティでした。バイトの子なんでしょうかね。(たまに部活とかで本格的に踊りやってそうな人もいた)
踊りながら中心の人がマイクで盛り上げながら1時間に1回は誕生日の人を祝って、そうでないときはタイムセール(このドリンクがいまなら安い!)を告知したりしてました。
ダンシングクラブに子連れでいったらどうなる?
今回、色々あって不本意ながら小学生と1歳の子どもたちを連れて行く羽目になったので、その場合の注意点を列挙します。
お店の雰囲気
「女性が踊る」というワードだと、男性客多めな印象を受けましたが、お店のコンセプトは「インスタ映えするネタ仕込み」という様子で、明るいです。
客層
インスタ映えするということから、女性客が多いようです。私たちがいった日曜のランチタイムは女性グループが多かったです。小学生くらいの子どもを連れた家族も結構いました。なので、子連れ全然オッケーです。
ベビーカーも安心:ダンシングクラブがあるのはNOWAビルという飲食店ビルです。このビルのレストランは子連れOKなお店が多いといわれているようです。エレベーターもあるし、ダンシングクラブ店内は結構広々としているので、ベビーカーで行っても安心でした。我が家は端っこの席を案内してもらったので、子どもは椅子がわりにベビーカーに座らせていました。
子ども向けのメニュー
スパイスまみれの甲殻類がウリのお店です。そのため、メニューを見た限り、子どもでも気軽に食べられる品は少なかった気がします。ただ、メインのコースについてくるパンやジャガイモは子どもでも楽しめそうでした。
子ども向けのドリンク
楽しくお酒を飲むコンセプトのお店だけど、変わり種レモネードなどソフトドリンクは結構充実してました。ペプシやオレンジジュース、炭酸水やミネラルウォーターや、ノンカロリーのお茶もありました。
大音量注意
30分に1回くらい、大きな音でダンスを踊るので、大音量が苦手な子は気をつけてください。我が家の1歳児は何も動じることなく踊るお姉さん達に手を振っていました。保育園のお遊戯感覚だったんでしょうかね…。
トイレは普通のトイレ
子連れだと、オムツが替えられるトイレがあるとうれしいんですが、男性トイレにはオムツ台はありませんでした。大便座のフタのうえでオムツ交換をしました。女性トイレは不明だけど、特にそういう案内は出てませんでした。
ただ、近くにタカシマヤやルミネなどのデパートがあるので、店を出るまで待てるならそっちに移動すれば良い設備があるでしょう。
店内は禁煙。入り口が喫煙所
店内は禁煙なので、子連れの人は一安心です。ただ、お店の入り口(エレベーターホール)がなぜか喫煙スペースになっているようなので、とにかくタバコを避けたい方は難儀するかもしれません。私が行ったタイミングでは、電子タバコを吸っている人を1人だけみました。客層のせいで喫煙者はあまりこないんですかね。
まとめ:2時間、食べて・見て・ネタにして、飽きないのでオススメ!
子どものお世話が多かったので、100%満喫できたわけではないけれど、手づかみであれこれ食べたのはなかなか楽しかったです。
あれこれツッコミどころが多いので、友達とワイワイしても楽しいし、「ぶっちゃけそこまで話題がない…」という関係の人と行っても、お店の様子をネタにしているだけで2時間はつぶせます。
また、子どもが泣き出したら嫌だな、と思っていたけれど、幸いそんなことにはならなかったし、私がちょっと目を離しているすきに店員さんが子どものホッペタを触って遊んでくれていたりして、フレンドリーな雰囲気でした。子連れで行っても楽しかったな、と思えました。
色々とケータイで写真をとりたいかもしれないけれど、手がベタベタに汚れている、という落とし穴があるので、スマホ・一眼レフの方はその点を気をつけてください。たぶんスマホはジップロックとかに入れるといいのかも。
早めに予約を取らないと入れないと思うので、事前に調べて予約をして行ってみるとよいですよ。