日本のHootersでSuper Bowlを観戦する (スーパーボウル53観戦記@フーターズ新宿店 2019/2/4)

この記事では、アメリカ年間最大のイベントである、NFL Super Bowl (スーパーボウル)を日本のHooters (フーターズ)で観戦した体験談をご紹介しています。

私はアメリカンフットボール(通称アメフト)の観戦が大好きで、アメリカのプロリーグであるNFLをシーズン中はずっと見ています。普段はインターネットで見られるGamePassという有料ストリーミングサービス(年間2万円以上する)に加入して、ほとんどの試合をスマホや自宅のパソコンで見ていました。ただ、全米チャンピオン決定戦である「スーパーボウル」だけは大勢でワイワイと見たいなと思い、パブリックビューイングに参加することにしました。

まどろっこしい前置き不要で「Hooters新宿店はぶっちゃけどうだったの?」と言う方は記事後半だけお読みください。

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日本でスーパーボウルが観戦できる場所

スーパーボウルはアメリカのテレビ界の年間最大イベントです。歴代視聴率上位はほとんどがスーパーボウルで、プロスポーツのいち試合ながら、日本の国民的行事である紅白歌合戦のようです。ちなみに、アメリカ人全員がアメフトファンというわけではなく、半数くらいは「話題だから決勝くらい見ておこう」というニワカもいそうな感触でした。

そんなスーパーボウル、北米中部時間では、2月第1週の日曜の17:30スタートというゴールデンタイムに放映されます。Super Bowl Sundayというやつです。自宅テレビで見る人が多いけれど、スポーツバーなどで観戦する人もおおいようです。

しかし、日本では時差の関係上、スタート時間がなんと月曜の朝8:30です。仕事を休まないと見られない上に、早朝なのでスポーツバーの営業時間外なのです。

でも、安心してください。全米イチの人気を誇るこのスーパーボウル、商機を逃すべし、ということでいくつかの店舗では朝からお店を開けて、スーパーボウル観戦会を開催してくれます。

東京近郊でいうと、以下のお店やチェーン店が明確にスーパーボウルのパブリックビューイングを開催しています。

  • Hooters (フーターズ)
  • Hobgoblin (ホブゴブリン)
  • 渋谷 dining & bar KITSUNE
  • 渋谷 Laurel Tokyo
  • 池袋 Halftime Sports Cafe Bar & Grill
  • 恵比寿 act*square(アクトスクエア)

といった具合です。正直自分は引きこもり気味なので、どれがどれやらわかりません。。

フーターズ(Hooters)で観戦することにした理由

どこで観戦しようかしばし考えた末、私はHootersの新宿店で観戦することにしました。

まず、自分の居住地から新宿へのアクセスが一番近かったので、新宿から探しました。

新宿にはHobgoblinかHootersがありました。調べるとHobgoblinは席で喫煙OK、Hootersは分煙とありました。

タバコが嫌いな私は、速攻でHobgoblinは却下、残るはHootersです。

Hootersといえば、日本上陸の際の印象から、ピチピチの服を着たナイスバディのお姉さんが給仕してくれるちょっとイカガワシイ場所と思っていました。ただ、アメリカ在住時に立ち寄ったところ、そこまで不健全ではなく、キッズフレンドリーな雰囲気すらあるファミレス風のスポーツバーと知りました。

日本の飲食店の「分煙」って、なんちゃって分煙で、フロア内はタバコの煙が充満するような印象があるんですが、この日は我慢しよう…。と言うことで、Hootersにしました。

Twitterで喫煙者に対する懸案を表明したところ「みんな観戦に忙しくてあんまりタバコ吸わないんじゃないか」と言う意見もいただき、ちょっとだけ気が楽になりました。確かに月曜早朝から(おそらく仕事を休んで)アメフト見てる人って、ストイックに見そうです。

Hooters新宿のスーパーボウル観戦会の混雑状況と客層は?

Hootersのホームページには「Super Bowl観戦会を朝7:30開店で実施!予約は1月2日から!」と言う宣伝がありました。ただ、当日までもしかすると観戦できないんじゃないか、と言う心配性な性格ゆえ、予約はせずに当日直接お店に向かいました。

7:30開店、8:30試合スタートと言うことなので、開店前を目指すものの、寝坊して7:45に到着しました。地図を見ながらHootersに向かうと、通勤時間で閑散とする中、一箇所だけ異様な人だかりができていました。

開店から15分ほど経過していたけれど、入場に時間がかかっていたようです。予約ありの人とナシの人で別々の列に並ばせて、7:30になったら予約ありの人から入場させて、それが終わったら予約なしの人を入場させたようです。

予約=入場の優先権でしかないようで、座席は確保されないよう。つまり、予約していたとしても、7:30に来ていないと、あっさり席がなくなることもあるようです。

7:45の時点で予約せずに店頭に並んでいたのは10名弱でした。40代前後の日本人男性が大半で、外国籍ぽい方々も結構いました。2~4名のグループもいれば、私のように単身できている人もいました。

予約の列が一通り入場し終わって私が入場したのは7:55頃でした。ほとんど待たされず。

Hooters新宿店は、雑居ビルの地下にありました。入り口が地下1階で、受付とバーカウンターだけがあり、そこからさらに階段で1フロア下がったところがメインフロアでした。メインフロアは狭いスペースにハイチェアがびっしり並び、前方の巨大スクリーンまたは左右に8台ほど並んだ大型テレビを見ると言うスタイルです。

予約して先に入った方々で満席。後から入った人は階段またはメインフロア後方で立ち見、となっていました。ただ、グループで座るとどうしても空きができちゃうので係のお姉さんが「ここ1席空いてますよ〜」とアナウンスをしてました。(そして私はそこに滑り込みました )

同席の方は2人できていたカップル、4人のグループで、ニコニコしながら私の相席を歓迎してくれました。(が、特にその後で話したりはしませんでした)

試合に集中しすぎて後方立ち見・階段席・バーカウンターでみていた人数をチェックしていないのだけど、メインフロアだけで200名以上が観戦、後ろの立ち見などもしかするとさらに100人近くいたのじゃないか、と思います。

Hooters新宿のスーパーボウル観戦会の料金は

Hooters新宿店では、このSuper Bowl観戦会というのは、通常営業とは別の特別イベントのようで、入場料2,000円を入店時に徴収されました。ワンドリンク付き。こういうイベントの相場を知りませんが、ちょっと高いような気もします。

場内では、ドリンクが1杯500円でした。私はソフトドリンク飲んだので500円だったけど、もしかするとアルコールは高いのかな?でも大きさ的に500円な気がしました。ビールやジントニックやカシスソーダがありました。

フードはポテトフライやオニオンリングや枝豆やバッファローウイングなどのスナックが1皿500円、ハンバーガーセットが1,500円で販売されていました。入場料があるせいかこちらはそれなりにリーズナブルです。簡易的な机の売り場に取りに行く感じで、ちょっと貧相でした。きっと普段は違うことを祈ります。

観戦して気づいたんですが、とにかくみんな集中して観戦しているため、全然お酒を取りに行ったりおつまみを食べません。朝っぱらから新宿でアメフトを見る人たちなので、そりゃお酒なんて飲む気分じゃないよな、と気づきました。

そんな状況なので、2,000円のイベント料で観戦の場を提供してくれているフーターズには感謝だな、と思いました。(ただ、ポテトは早々に売り切れてたので、そこまで本気でフード売ろうとしてないのかも)

試合自体は12時過ぎまで続いたので、私は、ドリンク1杯とフード1皿の合計1000円を追加消費しました。1グループで1皿フードを頼んだ人が割と多そうだったけれど、入場料だけで粘ってた人も相当数いそうでした。

余談ですが、なぜか場内は冷房きかせてて、外で着ていたコートを着る羽目になりました。「中を暑くしてビール飲みたい温度にするのが普通じゃね?」という声が聞こえました。

Hooters新宿のSB観戦会の雰囲気は?

マナーの悪いお客さんはほぼおらず、みんな真面目なアメフトファンという印象でした。この年はペイトリオッツ対ラムズだったので、どちらかのチームのウェアを着ている人が多目でした(特にトムブレイディ)。ただ、どちらのチームのファンでもない、第三者のジャージを着ている人もたくさんいました。

私の隣のテーブルは、丸々ペイトリオッツファンの在日アメリカ人だったのか、ややお酒の量が多く、テンションが高めでした。そのほかの人たちは、黙々と観戦し、好プレーに歓声をあげたり拍手をしていました。テレビの向こうに聞こえるようにコールをするとかそういうことは一切なく、個人個人が自分のペースで見ている感じでした。

分煙が気になっていたのだけど、Hootersは店内全面禁煙、タバコを吸うには入り口を出た階段で、というスタンスでした。これは嬉しかった。(入り口を出た階段で喫煙OKはダメじゃね?という気もしたけれど)

ただ、近くに喫煙者がいたのか、お店が狭いせいか、なんとなくずっとタバコ臭かったです。

なんでこんなに長くなったかというと、初めて不特定多数の日本のアメフトファンとパブリックビューイングに参加して楽しかったせいです。

すごく簡単にまとめると

  • 新宿のHootersは毎年Super Bowlのパブリックビューイングを開催している
  • 料金は2,000円(1ドリンク付き)
  • ご飯は500円、飲み物も500円
  • 優先入場させてくれるから予約必須だけど、早く来ないといい席に座れないぽい
  • 雰囲気は和やかだけど、結構狭い
  • どのチームのウェアを着てきても浮かない
  • 分煙だけど、なぜか煙いから木になる人はマスクしておくと良い

来年もまた行ってみたいなと思います!