小学生の息子のバッシュ選び、NIKE対アンダーアーマー

  この記事では、アメリカの小学校に通う6歳の息子に、バスケットシューズを購入したときのエピソードを書いています。初めて買ったアンダーアーマーのバッシュはどうも足型にあっていなくて、2ヶ月でNikeのものに買い換えるはめになりました。

息子がバスケにはまってきたので、一念発起してバッシュ(バスケットシューズ)を購入することにしました。現在アラフォー世代の人ならば、スラムダンクやマイケル・ジョーダンの影響でバッシュブームが巻き起こった90年代を覚えているかと思います。

当時は「バッシュといえばNIKE」のような風潮でしたが、そこから20年も経つとすこし勢力図が変わっていました。

純粋な日本人(体型、とくに足型)である6歳の息子に合うバッシュを探してみました。

近所のスポーツ用品店を覗いてみたのだけど、びっくりするくらい子供用のバッシュの品揃えがありませんでした。最低限のモデルが5種類くらいしかありません。

そこでネットでいろいろ調べて、息子に見せたところ、「僕はアンダーアーマーの靴がいいな」と主張してきました。2017年現在、アメリカでスポーツウェアといえばアンダーアーマーしか見ないといえるくらい人気なので、学校で友達が着ているのを羨ましがっていたようです。

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息子のチョイス1:Under Armour Curry 3 Zero

アンダーアーマーのサイトをみると、Curry 3というモデルが最新のようです。息子はアンダーアーマーのブランドロゴがデカデカと入っていないことに若干の難色を示したものの、デザインや色が気に入ったようです。70ドルくらいするのだけど、靴には金を惜しまない、という家訓のもと、購入することにしました。

とはいえ、試着せずに買うのは難しいので、品揃えの良い靴屋を探すことにしました。ナッシュビルの人気ショッピングモール”Opry Mills”のなかに、Kids Footlockerという子ども用のスポーツシューズ専門店があるようなので、そこへ行きました。

さすがに専門店だけあって、品揃えが段違いでした。同じモデルも5-6くらいのカラーバリエーションがありました。店頭には目当てのCurry 3だけでなく、その派生系であるCurry 3 Zeroというモデルがおいてありました。

これが息子のハートを射止めたらしく、「僕はこっちがいいよ」と主張してきました。Curry3は割引されていたので、そちらをさりげなく進めたのだけど、アンダーアーマーのロゴに惹かれたようで息子はCurry 3 Zero一択でした。

なるべく大きすぎる靴は避けよう、と思ったけれど、高価だし、ハイカットでしっかりホールドされるということ考慮した結果、若干足先に余裕がある19.0cm相当のモデルを書いました。

私が6歳の時にこんな格好いい靴は履いていなかったなあ、と若干嫉妬しました。

ちなみに息子がきっかけなのかわかりませんが、1-2ヶ月後には学校でバッシュを履いている人がとても増えていました。

Curry Zero 3を使った感想と結果

帰宅後、この靴が、Under Armourがスポンサーしている、NBA選手のステファン・カリー (所属チームはゴールデン・ステート・ウォリアーズ)の名前モデルであったことを知りました。

息子は、靴がお揃いなのと、ウォリアーズが全米1位を争う強豪チームだということが気に入ったようで、ウォリアーズファンになりました。そしてウォリアーズは2017年のNBAファイナルは、前年度覇者であるクリーヴランド・キャブズを圧倒して、全米1位になっていました。

ちなみにこれは息子にとって初めての紐靴でした。ハイカットなので、紐を結んだまま着脱するのは難しく、毎回紐を結ばないといけません。はじめは結ぶのを手伝っていたのだけど、息子は新しい靴がよっぽど嬉しかったのか、1週間もせずに自分で結び方をマスターしていました。

その後は近くの公園で得意げにバスケをしたり、子ども向けのバスケ教室に通ったりと、フル活躍していました。

しかし、2ヶ月履いた結果、明らかに足の形が変形していることが判明しました。親指は大丈夫なのだけど、どうも靴の幅が狭いようで、足の小指と中指が親指の方向に曲がり掛けているのです。

成長期の子どもに足型が合わない靴を履かせ続けるのはよくないので、泣く泣く2ヶ月で買い替えを決意しました。靴屋を再訪問して、新しいバッシュを選びました。

ちなみに2ヶ月毎日履いた結果、靴底が若干すり減ったり、紐を踏んでしまって靴紐の端っこのプラスチックの留め具がとれたりしていたけれど、あと数ヶ月は現役で履けそうだな、と思いました。

息子のチョイス2:NikeのKyrie 3

2ヶ月ぶりに訪問したKids Footlockerは大幅にレイアウトも変えていて、商品ラインナップも大きく変化していました。

おそらくUnder Armourの足型が息子の足にあっていなかったので、もうアンダーアーマーは買わないよ、と初めに伝え、店頭にある靴から好きなものを選ばせました。

息子はNikeまたはAir Jordan(Nikeなんだけど別ブランドのごとく展開している)を重点的に選び始めました。最初に息子が選んだのは、バッシュの古典ともいえるAir Jordan1でした。しかし、試着させた結果、カカトの部分が高くてずいぶんと脱ぐのに苦戦したので、これは断念しました。(でも将来足元ペアとかやってみたいですね)

こうやってみると、Curry 3 Zeroはハイカットなのにカカトの部分に切れ込みが入っていて、なかなか脱ぎやすい設計だったのだな、と気づかされました。

Air Jordan1がダメならローカットはどうだろう、と思って、Air Jordanとほぼ同じデザインのNike Air Force のローカットモデルを履かせてみました。

しかし、Air Force Lowというのはどういうわけか白単色か黒単色で、どうもオシャレに思えなくて、これは親の私がストップをかけました。

そこから悩みに悩んだ結果、息子が選んだのはNike Kyrie 3というモデルでした。

調べてみると、ウォリアーズとNBA決勝を争ったキャブズのカイリー・アーヴィングのモデルのようです。すっかりウォリアーズのカリーファンになって、カリーTシャツも着てるのに、足元がライバルの靴なのはどうなのだろう、と思ったけれど、そんなこと言ってたら何も変えなくなるので、何サイズか試着した結果、19.5cmを購入しました。幸いセール品だったので、定価より少し安い60ドル程度でした。

ちなみに青とか白もあったのに、なぜかエンジ&ピンク色を選びました。洋服を選ぶときに意外と「これは女の子の色だから」と気にすることの多い息子なので、本当にこの色でいいのか、あとから後悔しないか、2-3回念押しをしたけれど、この色で良いようです。

NikeとUnder Armourのバッシュの足型の違い

数日履かせた結果、以前の靴でみられた足の指の曲がりはだいぶ解消されました。

NikeとUnder Armourの靴を並べたところ、差は歴然でした。Under Armourは足幅が細くて、おまけに先端がかなり尖っています。Nikeは比較的足幅が細いと言われているものの、Under Armourに比べればかなり余裕があります。そしてなによりも先端がかなり丸みを帯びていました。

というわけで、日本人的な足の形をした息子としてはUnder Armourは履くのは厳しくて、Nikeならば問題なく履けるようです。

ここに掲載しているのは、あくまでCurry 3 ZeroとKyrie 3という2つの靴を実際に購入して試した感想なので、ご自身(お子さん)が購入する際は、必ず何サイズか試着したうえで購入を決めてくださいね。メーカー・モデルによって微妙に足の形は違うので、「俺は19.5cmだから」という理由で19.5cmの靴を選ぶことはせず、前後1-2サイズくらいを試したうえで、一番フィットしたものを選びましょう。

ちなみにアメリカの靴屋は学生バイトみたいな人しかいないので、シューフィッターのアドバイスみたいなものを期待しても無駄です。私が試着しようとしたら、1サイズの片足だけ持ってこなかったくらい気がききません(足は左右の大きさが微妙に違うので、絶対両足で試し履きしたほうがいい)