フロリダWDW、5歳児とまわるマジックキングダム旅行記(2016年6月)

2016年6月に、5歳児をつれて家族3人でフロリダのディズニーワールド(WDW)へ旅行しました。3日目にマジックキングダム(Magic Kingdom)を訪問したときのエピソードをご紹介します。

12時間車を運転してフロリダのディズニーワールド、通称WDWへ行きました。近隣に宿をとり、4日間かけて4大パーク(アニマル、マジック、エプコット、ハリウッド)を回りました。

回った順に1つずつ紹介していきます。1日目のアニマルキングダム、2日目のエプコット(Epcot)に続き、3日目はマジックキングダム(Magic Kingdom)に行きました。前日と朝に台風レベルの大雨が降っていたのだけど、滞在中は一切雨に降られませんでした。

フロリダの6月は雨ばかり

ディズニーワールドのあるフロリダは熱帯です。そのため、夏場はしょっちゅう日本でいうゲリラ豪雨のような大雨が降ります。我が家が滞在している期間に、ハリケーン接近に伴う大雨警報が発令されていました。前日に訪問したエプコットは滞在中2度も大雨が降りました。

マジックキングダムに行く日も朝から大雨でした。覚悟を決めて濡れながらでも中を回ることにして、ポンチョを調達することにしました。パーク内で購入するときっと1000円(10ドル)では買えないと思い、スーパー・ドラッグストアで調達することにしました。ホテルから車で1マイルのところに大型ドラッグストアのWalsgreeがあったので、朝7時前に起きて、家族3人分のポンチョを調達しました。1個2.5ドル程度なので、全部で8ドル程度ですみました。車を降りて店に入るだけの10秒間で、全身びしょ濡れになりました。

でもポンチョがあれば少し安心です。

しかし、パークへ行く送迎バスが来る8時過ぎの時点で、雨が小降りになりました。そして、パークに着いた8時30分の時点で、雨はすっかりあがっていました。フロリダの天気は読めません。

入場するまでに一苦労するマジックキングダム

たいがいのWDWのパークは、駐車場を降りて、そこから少し歩いてゲートそばのセキュリティチェックを受けてから入場なのだけど、一番人気のマジックキングダムは若干仕組みが違いました。

駐車場はTTC (Ticket and Transportation Center…チケットと乗り物乗り場)と呼ばれるエリアにあって、そこからバス(またはモノレール、あるいは船）に乗ってマジックキングダムに移動します。バスは5分くらいの間隔で発車して、そこから5分ほどなのだけど、若干面倒でした。

そして、いよいよセキュリティチェックです。人気ナンバーワンのパークにふさわしく、ほかの3パークとは規模の違う大きさのセキュリティチェックが待っていました。お客も多いけれど、係員も多いので、10分弱の待ち時間の後にようやく荷物がチェックされました。感覚的にはこれが一番待つ時間かなと思います。係員が「こっちが空いているからこっちへ回れ」というのを聞いて、うまく判断すれば列の先頭に並べそうです。(誘導にのったらむしろもっと待たされる事もありそう)

我が家がマジックキングダムでまわったアトラクション

我が家は以下の順番で回りました。

ビッグサンダーマウンテン
ビッグサンダーマウンテン(2回目)
スプラッシュマウンテン
ビッグサンダーマウンテン(3回目)
ワールドレイルロード(鉄道)
プーさんのハニーハント
バーンストーマー(ちいさなローラーコースター)
ダンボ
トゥモローランド・スピードウェイ(ゴーカート)
バズライトイヤーのスペースレンジャー*
ピーポームーバー
トゥモローランド・スピードウェイ(2回目)*
カントリーベア・ジャンボリー
パレード
トゥモローランド・スピードウェイ(3回目)
アストロオービター
ビッグサンダーマウンテン(4回目)
ミッキーのフィルファーマジック(PhilharMagic)*
ミッキーのフィルファーマジック(2回目)
パレード(ダンス)

*マークはファストパスプラス(1日3個まで)を利用したものです。

人気パークだけあって、前日時点で予約可能なファストパス+は、以下のものでした。

朝の人気コースター
30分程度待てば乗れる子ども向けのアトラクション
劇場型のアトラクション

1時間程度待たないと乗れないアトラクションのファストパスはほぼ売り切れで、もはやファストパスをとる必要のないものばかりです。

そのため、たまたま空いていたバズライトイーヤーと、絶対息子が好きそうなゴーカート、あとは選択肢もないため、フィルファーマジックというものをとってみました。ただし、これはファストパスがなくてもほとんど変わらない事が判明。

当日のアトラクションの混雑具合

朝イチは人気アトラクション乗り放題

夏休み初期にあたる6月上旬のディズニー・マジックキングダムは混んでいました。ただし、朝イチに大雨が降っていた事もあり、出足は若干鈍いようでした。そのため、9時前に到着した時点でビッグサンダーマウンテンは0分待ち。2回連続で乗る事ができました。

この時点でもしファストパスを使おうとしていたら、さっさとキャンセルして、通常の列に並びましょう。

なぜか朝イチの時点でビッグサンダーマウンテンのとなりのスプラッシュマウンテンは閉まっていました。雨の影響でメンテナンスが長引いたのでしょうか。とはいえ、2回ビッグサンダーマウンテンに乗っている間にオープンしたので、乗る事にしました。こちらも待ち時間ゼロです。(5分くらいだったかもしれないけれど、入り口から乗り場まで歩く間に列がなくなっていた）

とはいえ、このガラガラ具合は長く続きません。もしこの時点でパークの反対側にあるスペースマウンテンなどに移動していると、到着するころには比較的列が伸びていると思います。

最強の混み具合だったアトラクションは？

誰もファストパスを取らない朝イチのファストパスが売り切れ、朝イチに並んでも90分待ちだった超人気アトラクションもありました。

それは7人のこびとのマインイトレイン(Seven Dwarfs MineTrain)です。これはとにかく終日混んでいました。息子は興味深々だったけれど、あまりの長い待ち時間を理由に我が家は見送りました。

見た感じはビッグサンダーマウンテンとあまり変わらないんですけどね…

お昼頃のゴーカートは1時間待ち

ガラガラのマウンテンを満喫後、いくつかのアトラクションに乗っている間にどんどんと人が増え、11時頃にはどのアトラクションも最低30分待ちという状況になっていました。

ゴーカートはだいたい1時間待ちでした。車好きの息子のため、何度か並ぶ事になりました。

意外と並ぶダンボ

息子がDVDを見まくっていた「ダンボ」のアトラクションも混んでいました。外から見ると15分待ちくらいだったのだけど、見えない場所に長い列ができていて、表示通り40分ほど並びました。ただ、ダンボはレストランのように「順番がきたらベルでお知らせ」というシステムを導入しているようで、待っている間、裏にある遊び場で自由に遊んでいていいようです。どうもこれは他のアトラクションに導入するための試運転のようです。とはいえ、遊具はもう少し小さい子ども向けのようで、息子は興味なしでした。

5歳の息子がMKで気に入ったアトラクション

今回のディズニーが本格的な遊園地デビューだった息子は、次のアトラクションが気に入っていました。

ビッグサンダーマウンテン
バーンストーマー(ちいさなローラーコースター)
トゥモローランド・スピードウェイ
ミッキーのフィルファーマジック(PhilharMagic)

ビッグサンダーマウンテンは相当気に入ったようです。大好きな鉄道ギミックなのと、適度に強くないコースだからでしょうか。また、東京のディズニーランドでいうガジェットのゴーゴーコースター的な小規模のジェットコースターであるバーンストーマーも気に入っていました。そして、車大好きなので、ゴーカートも何度も乗りました。最初は親の運転だったけれど、2回目以降はアクセルを親に踏ませて運転していました。結構上手だったのだけど、車によってはハンドルがあまり動かないことがあり、苦戦していました。

フィルファーマジックというのは、3D映画で、ディズニー映画の歴代ミュージックシーンにドナルドが紛れ込むというストーリーです。ライオンキング、リトルマーメイド、アラジンなどの名場面が出てきて、大人もかなり魅入ってしまいました。暑くて並び疲れたこともあり、これを2回連続で見てくれたのはかなり楽でした。

5歳児があまり気に入らなかったMKのアトラクション

スプラッシュマウンテンは、ビッグサンダーマウンテンに比べると気に入らなかったようです。濡れたからなのか、落ちるのが怖かったからなのか、どちらかは不明です。(たぶん後者)

カントリーベアジャンボリーは、パレードを待っていると、たまたま開演するところだったので、入ってみたけれど、これは大人も楽しみどころがわかりませんでした。

前の席には南部から来たらしい黒人のおじいちゃんおばあちゃんの集団が座っていて、おそらく元ネタがわかっていたようで、結構ウケていました。

バズライトイヤーのアトラクションも、的を狙うのが難しかったのか、いまいち理解できていなかった様子。途中から「パパやって」と挫折していました。

大人が気に入ったアトラクション

子連れの大人としては、子どもが楽しんでくれれば何より…くらいに思っていたのだけど、マジックキングダムはめちゃくちゃ楽しかったな、というのが夫婦そろった感想です。

使い古された表現ですが、入った瞬間の「夢の国に来た」という感覚がすごくあります。アトラクションの数や、広さや、統一された世界観など、ちょうど良い感が半端ないのです。

日本のディズニーに何回も行ってるし、「言語が違うだけで基本は同じなんでしょ」ぐらいに思っていたことを大反省しました。

そのなかでも、他のアトラクションと比べてレベルが違う…と思ったのが、パレードでした。正直ディズニーのパレードを見たのは初めてでした。こちらも正直甘く見ていました。ディズニーワールドって、おとぎの国の世界観を再現するのに巨額の投資をしている企業だから、きっとそこで王子様とかお姫様の格好をして踊る人にたくさんお金をかけているはずなんですよね。ディズニーで一番見る・体験する価値があるのって、頑張って設計して建設したアトラクションよりも、毎日激しく歌って踊っているキャストを見るのに時間をかけたほうが良いかも、と思いました。