家その19:新居契約前の平和な2週間と契約前の現地最終チェック

この記事では、アメリカで家を買うにあたり、保険会社を決め、申請書類を全て提出し、利率を確定(Lock)させた後の様子をご紹介します。

迫り来る期日までに保険を決めたり、契約書を書いたり、ひたすら書類を提出したりと、心休まる暇もなく忙しい日々だったのだけど、新居の契約(Closing)の2週間ほどは比較的平和な日々が続きました。また、ローン会社(銀行)が住宅ローンを貸してくれる担保となる、これから買う住宅の価値鑑定(Appraisal)の結果が通知されました。家を最終チェックしたのもこのタイミングでした。(契約3日前)

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新居契約2週間に完了したタスクとは

家の契約の10日ほど前までに、以下の手続きが滞りなく完了した旨の連絡が来ました。

1) ローンの変動金利の最初5年間の金利を確定した確認
2) 銀行による新居の鑑定(Appraisal)が完了した連絡
3) 旧家主の負担による家の修理が完了した連絡

1)は、これまで若干口約束な印象のあったローンの金利が2.75%に確定されたという連絡です。正式な書類が送られてきました。変動固定金利なので、5年後にどのくらい金利が変動しうるかの説明が書いてあります。さほど無茶な事は書いていないので一安心です。

3)は、家の庭の雑草が伸び放題だったので、それを切ることを含めた軽微な修理が全て完了したという連絡です。「契約日までに修理しておくから」と言っておいてなかなかこれは、数年後に家を売るときは自分のタスクになりますね。

2)の鑑定については次に詳しく述べます。

地味に気になる住宅の鑑定結果(Appraisal)

2)はとても嬉しい話で、万が一ローンを払えなかったとき、銀行は家を差し押さえて売ってしまいます。あまりにも売値が安いとローンで貸した額が回収できないので、その家が本当に貸し付けた額と同じくらいの価値があるか、調べるんです。調べた結果、家の実際の価値が買値(私にとっての買値)と大幅に低かったりすると「こりゃこんなにローン貸せないよ」となるので、大事な事です。

私たちが買った家は、Hot Market(人気地域)なので、もしかすると必要以上に高い値段で買っているかもしれないという不安がありました。

Appraisal (鑑定)の結果は、売価よりも若干高い値段が出たので、ローンの手続き上問題なしということでした。これは数年後に売ることを考えてもとても良い情報です。

最後に買った家をもう一度チェックする

新しい家はローンがおりて契約締結するまでは前の持ち主の家です。現状維持(それに多少の修繕が終わった状態)で購入する契約になっているため、内覧したときから契約締結日までに家に変化がないか、チェックする必要があります。例えば

  • 異常なかった部分がなぜか壊れていたりしないか
  • 異常があって修理を依頼したところが治っているか
  • 付属品が持ち去られていないか

などです。新たに問題を発見しても、すでに依頼できるタイミングはすぎているので手遅れだけれど、入居すぐに対応できるように発見しておかないといけません。不動産エージェント曰く、修理がちゃんと完了しているか契約締結日前にチェックして、なおかつ締結当日(朝イチ)に再度チェックするのが良いんだとか。悪意のある売主がギリギリになって物を持ち去ったりするのを防ぐためだそうです。特にこれに関しては問題ありませんでした。

あとは引越しの支度をして、ローンが無事降りたら手続きに進んで、いよいよ新居が手に入ります!