家その18:住宅ローン申請の必要な書類を送る

この記事ではアメリカの住宅ローン契約の際に、我が家が提出した書類についてご紹介します。

家の検査に住宅保険など、ローンに必要な一通りの手続きが終わりました。ホッとしたのも束の間、休む間もなくローン担当者からローン申請に必要なすべての書類を提出するように連絡が来ました。

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アメリカのローン申請に必要なすべての書類

担当者に言われた書類は以下の通りです。

1) ローン申込書(最終版)
2) ソーシャルセキュリティ情報開示を許可する委任状
3) 身分証明書
4) 直近1ヶ月の給与支払い書(Pay Stub)
5) 直近2年分の納税記録(W-2 Form)
6) 直近2ヶ月の銀行取引記録(Bank Statement)
7) MLS (不動産情報)
8) 不動産エージェントの名刺のコピー(連絡先)
9) 保険会社の担当者の連絡先

これらを全てスキャンしてPDFで送付しました。(そうです、原紙は送信しなくて良いのです)

1)と2)は担当者がメールで送ってくれた申込書を印刷、記入します。

2)は、ソーシャルセキュリティナンバーを使って過去にどこに住んでいたとか、クレジットスコアとかを照合するようです。一応本人の許可がないと調べられない様子、

5)のW-2は、我が家は妻のみがW-2を2年分持っていたので、私の分は提出しませんでした。(その結果、ローンの名義人は妻が主体になりました。ローンの額も比較的低めに抑えたので、妻単独でもローンが下りたように思います。

6)の銀行取引記録は“2 month’s seasoned money”(2ヶ月間熟成されている預金)を確認するということです。過去2ヶ月間で大きな出費や給料以外の入金がないか確認するようです。これは他の金融機関からもお金を借りているようなことが無いかチェックするようです。(貸し手にとってはリスク)

また、後日要求されたのは、何かしらの事情(たぶん他の銀行にローン問い合わせをした際)で、私のカード会社が私のクレジットヒストリーを照会したらしく、その正当性を証明させられました。別の金融機関からローンを申し込んでいないことを証明しないといけないようです。
「x月x日にxxカード会社がクレジットヒストリーを請求したけれど、他社からローンを借りようとしていないことを表明します」という旨の覚書を書いて、署名してPDFを送付しました。この先も、担当者が気になるお金の出入りに対して、事由を説明して署名をいちいち書く必要がありました。

おまけ:日本の口座からお金を送金する場合

4番の銀行取引証明書に関して、我が家は日本から幾らかのお金を送金しました。ドルで頭金を全額は揃えられなかったためです。そのため「日本の口座の過去2ヶ月分のBanking Statementも送れ」という指示が出ました。幸い我が家はオンラインバンク(楽天銀行)だったので、取引明細のPDFを送りました。普通の銀行だと通帳のコピーを送らないといけないので面倒そうですね。

また、日本の銀行で定期預金を作っていた場合、アメリカのBanking Statementとだいぶ違う形式で説明が難しいため、なるべく普通口座(Saving Account)だけで完結したいところです。早いうちに普通預金(Saving Account)に資金を移して、それのみを見せるようにするのが面倒にならなくて良いです。日本でも高額の資金出入り(定期預金満期解約とか)があるとこちらも理由を紙に書いて署名して送付が必要です。