この記事では、アメリカで購入したSAMSUNGの洗濯機が故障した時の体験談その1として、SAMSUNGのサポートセンターの対応をご紹介します。
3年間使ってきたサムスンの洗濯機が故障しました。ドラム式の洗濯専用機でした。ネットで調べた修理方法など試したのだけど一向に治りません。保証にも入っておらず、修理は有償が確実。仕方がないけれど腹をくくって、修理を頼むことにしました。
しかし、残念ながら当初の予想通り、直るまでにはかなりの期間を要してしまいました。直るまでの流れをご紹介しましょう。
我が家の愛用してきた洗濯機はSAMSUNG製
アメリカのアパートや一戸建てには洗濯機が備え付けてあることが多いです。ただ、我が家が引っ越したアパートには備え付けてなかったので、自分たちで購入しました。
家電のアウトレットストアで、機能と値段と大きさをあれこれチェックした結果、SAMSUNGの製品を選びました。ドラム型の洗濯専用機(Front Load Washer)で、だいたい650ドルでした。
そこから3年間、この洗濯機は大変よく使いました。家族3人分の洗濯物を週5-7回のペースで使ってきました。
エラーメッセージとともに故障した
しかし、3年目を迎えようとしたある日、挙動が怪しくなりました。残り時間20分と表示されていたので、20分後に戻ってみると、洗濯が終了しておらず、残り時間が依然として20分だったことがあります。
はじめは洗濯物のバランスが悪くてすすぎ直したのかな、ぐらいに思っていたのだけど、ある日、突然ドラムが回らなくなりました。
脱水をしようと、ドラムが回転しようとして、回らなくなったのです。10分ほど立ったら「ドラムが回りません」という意思表示なのかE3というエラーコードが表示され、アラートが鳴り始めました。
ネットで検索した結果、SAMSUNG洗濯機のエラーコードE3というのは、洗濯物を入れすぎたか、モーターか電気系統の不具合でドラムが回転できていない、ということのようでした。洗濯物は少なかったので、何かしらの異常がある、としかわかりません。
洗濯機の修理その1:ネットで検索
そこで、まずはネットを調べました。エラーメッセージがどういう理由か、取りうる解決策は何か、など。
動画を使って、端子を取り替える様子を説明する猛者もいたけれど、目に付いたのは「電気系統の不具合の場合なら、電源を抜いて2-3分待つと直る」でした。早速トライしてみたところ、なんと、動きました。
しかし、20分ほど動いて脱水の手前でストップ。脱水機能の信号がうまく伝達されていないようです。
洗濯さえできればあとは乾燥機がなんとかしてくれる…と思ったけど2回ほど洗濯したところで再度動かなくなりました。洗濯の際にドラムがちょこっと回るだけで洗ってくれません。
他の手段は…と探したのだけど、
穴あけたり、コード引っ張ったり…素人の私には手が出せないレベルです。
洗濯機の修理その2:SAMSUNGのサポートセンター
仕方がないので、メーカーに連絡です。購入時に何も保証に入らなかったので、全額自己負担を覚悟します。
次のステップで対応してもらいました。
ネットで全ての情報を提出
SAMSUNGのホームページに行くと、製品紹介に混じって、「サポート」というページがあります。故障かも、と思ったときのよくある質問集もあったけど、今回は修理依頼(Service Request)です。
ユーザ登録をして、氏名・連絡先・モデル名・シリアルナンバー・購入店の情報などを登録し、不具合の状況を簡単に登録します。ビデオや写真も登録できるようになっていたけれど、うまい具合に撮影できる気もしなかったので、割愛。
どのくらいで対応してくれるのか、そもそも対応してくれるのか、不安しかなかったけれど、とにかく待つしかありません。
ちなみに、SAMSUNGの修理依頼フォームのリンクはこちらです(米国)
http://www.samsung.com/us/support/service/request
SAMSUNGのカスタマーサポートは迅速だったが…
意外にも、2日後に連絡が入りました。日中10時頃に電話がかかってきました。幸いにも自宅にいたので、現物を見ながら詳しい情報を伝えることができました。
カスタマーサービスは、状況とエラーメッセージから、電気系統の故障だと判断したようで、ブレーカーを切るように指示してきました。言ってることは「電源プラグを抜いて2-3分待つ」と同じなのだけど、なんだかブレーカー経由でやると効果がありそうです。
とはいえ、残念ながら効果はありませんでした。修理のスタッフを派遣したいところだけど、保証期間が切れているので、民間の修理業者を紹介するから、そこに頼んでくれ、ということで、SAMSUNGはここでギブアップでした。
ちなみに、脱線すると、カスタマーサービスって、お客がリクエストすると「チケット」と呼ばれる書類を作ります。そこに顧客情報とか、対応経緯を書いていって、完了するまでそのチケットを更新し続けます。
なので、途中経過が聞きたい時は、”What is the status of my ticket, #123456789″ (私の案件どうなってます?お問い合わせ番号は123456789番です)というと、一発で通じます。逆にそう言わないと取り次ぎに苦労する。
今回の私のチケットは、「サポートセンターで対応できる範囲を超えた。顧客に民間の修理業者連絡先を伝達した。解決済み(close)」と更新されてしまうんでしょう。
そんなわけで、SAMSUNGのサポートセンターはなかなか優秀だったけれど、我が家のトラブルはサポートセンターで対応できる範囲を超えておりました。
まとめ:洗濯機が壊れたら?
もしみなさんの洗濯機が回らなくなったら、まずは電源コンセントを抜いて2-3分待ったり、電源を入れたまま当該ブレーカーだけをオフにして、再度オンにするなど、「いったん電気供給を切る」手法で直ることもある、と知っておいてください。直らなかったら覚悟してください。
その2として、民間の修理業者に修理を依頼したエピソードに続きます。