この記事では、 我が家がアメリカで住宅を購入する際に、我が家が家探しで大変お世話になった「不動産エージェント」についてご紹介します。家探しの成功は、良い不動産エージェントと出会えるかどうかにかかっているようです。
我が家はどうやらローンは借りられるようだと判明したので、家探しのメインディッシュ、「物件探し」のステップに入りました。チラシとかネットでひたすら物件を見て、いいと思ったところを決める…というほど簡単ではありませんでした。
通常の手続きの場合、家を探すために不動産エージェント(Buyer’s Agent)を雇います。このエージェントは家探しだけでなく、家の購入手続と引き渡しまでの面倒を見てもらうことになるので、ものすごく重要です。つけなくても購入できるはずだけど、書類とか全部自分で作らないといけなくなるし、買い手もエージェントがついていない素人に売るのを嫌がるようです。
アメリカ人の友人が良いエージェントを知っているということだったので、連絡を取り、まずは一回会って話しをすべく、土曜の夕方に彼女のオフィスに向かいました。
年齢なんて関係ない、パワフルな不動産エージェント
友人からは「結構なおばあちゃんだよ」と聞いていたのだけど、確かに高齢。ただし、バイタリティあふれる女性でした。(後日70歳と判明。とてもそうは見えない!)住宅購入初心者である私たち夫婦に、1時間以上かけて、住宅購入の流れを説明してくれました。ただ、南部訛りのうえに、専門用語の英語が多くて、かなり大変でした。とはいえ、第一印象は悪くなかったのと、一応信頼できる友人の推薦だったので、しばらく彼女に物件探しをお願いすることにしました。
なお、多くの不動産エージェントは「あなたが家探しをするにあたり、私以外のエージェントを使って家探しや契約行為をすることを禁ずる」みたいな契約を締結しないと動いてくれないようです。ただ、彼女は専属契約せずに働いてくれるそうで、ラッキーでした。よっぽど信頼できるエージェントでない限りは、専属契約を交わすのは不安ですからね。
友人の口コミによる「良いエージェント」ということだけど、言うがままに行動していてもよろしくないので、自分の勉強も兼ねて、帰りに図書館で”Buying your First Home”という本を借りました。(売るときのことも考えて同時に”Selling your House”も借りたのだけど、読まなかった)
比較的わかりやすく情報が網羅してあったので、読んでよかったなと思います。(この本でなくても良いけど、サブプライムローン問題後に出版されている本を選びましょう!)
なお、エージェントを紹介してくれたアメリカ人の友人は、そのエージェントを使って半年前に家を買っていました。彼ら曰く「いいエージェントを見つけないと苦労する。我々が最初雇っていたエージェントは能力が低く、たくさん内覧したけど結局交渉がうまくいかず、3ヶ月経っても家が買えなかった」ということです。(最後に見つけた家はシロアリに食われていた、という不幸も重なりました)
結局、彼女の場合は数ヶ月後にエージェントを替えたら、すぐに良い家が見つかったようです。どうやらエージェントはニーズに合った家を見つけてくれるだけでなく、契約締結にあたって交渉力がないといけないようです。また、共働き世帯にとっては、土日や平日夕方でも対応できるエージェントがありがたいです。
子どもの通う保育園の保護者にも感じの良いエージェントがいたのですが、彼女は(保育園に子どもを預ける身なので)平日日中しか稼動できないようで、我が家としては使えませんでした。