家その6:アメリカで住宅を購入するのにいったい何件の家を回れば良いの?

何軒の家を見学するか

この記事では、我が家がアメリカで中古の一戸建て住宅を購入する際に、いったいどのくらいの家を内覧したかを、我が家の家探しのこだわりポイントとあわせてご紹介します。

2015年の夏に始まった私たちの家探しは、不動産エージェントに1軒目を見せてもらった後、約3週間で合計8軒の家を内覧して、最後に見た1軒に決めました。実際は7軒見た段階で、1軒に決めたのだけど、そこは希望者多数で購入できず、次に見た1軒を気に入って購入しました。

我が家の家探し(House Tour)は、次のような制約で行っていました。
・夫婦共に平日フルタイム勤務なので、平日の夕方(6時以降)か土日しか見られない
・予算の範囲内で、いろいろ見ていく中で譲れない点・妥協点を決めていく
・子どもの公立校の学区の関係で、住みたい都市(County)を限定する

詳しくご紹介します。

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我々の家探しの頻度と、こだわりポイント

平日の夜か土日しか家を見られないのは不利かと思っていたけれど、夏で日が長いこともあり、あまり苦労はしませんでした。エージェントが優秀だったこともあり、「きょう新しい家が売りに出された」という連絡を朝に受けたらその日の夕方に内覧できていました。

なお、我々が探していたのは中古物件です。売り手がまだ住んでいることもあるので、内覧前に売り手側に連絡して、その時間は家にいないようにしてもらう必要があるようです。ただ、この辺の連絡や調整はエージェント任せでした。

また、エージェントには予算を伝えていたので、予算範囲内の家が紹介されたけれど、価格以外のこだわりがあまりありませんでした。特に、日本でも家を買ったことがなかったので、たくさん見ていく上でコダワリを決めていこうという方針にしました。

ただ、子どもの友人宅がすごく理想的な家だったので、自然とその家が基準になっていました。

3人暮らしなので、広い家である必要は一切なかったのだけど、売却の事も考えて、アメリカ人の3-4人家族が住むような家を探しました。

ある家は、キッチンに洗濯室が隣接していて、少々使いづらそうでした。
ある家は、寝室やキッチンが1階だけど、洗濯室が2階にあり、洗濯のためだけに2階にいくのが面倒そうでした。
ある家は、キッチンとダイニング以外の部屋がすべて2階に集中していました。
ある家は、近隣が小汚くて、治安が少し心配でした。
ある家は、内装を綺麗にリフォームしていて、売るときに高く売れると言われました
ある家は、家の作りがほかに比べてチープでした。
ある家は、幹線道路から遠く、周囲が汚く、内装がチープで庭の手入れが大変そうで、良いところ無しでした。

アメリカの住宅って、ほとんど同じ業者が作っているかのごとく、家のパーツはほとんどどの家も一緒です。そうなってくると、ロケーションと間取りが大事だな、と気づきました。

3,4軒見たあたりで、希望が絞り込まれてきました。

譲れないポイント
・人気の公立校の学区、または2番目に人気な公立校の学区
・キレイなエリア(ほとんど1の条件と一致)
・ほとんどの生活がワンフロアでできる間取り

必須ではないけれどあったら嬉しいポイント
・キッチンが機能的
・アイランドキッチン
・今いるアパートより少しだけいい素材で建てられていると嬉しい

と、条件が固まってきたら5軒目にして、早々と理想的な家を見つけました。2番人気の公立校の学区で、1階建ての家です。しかも希望価格より300万円ほど安い。築10年だけどキレイに使われていて、築10年なので大物家電(ヒーターや冷房)が最近壊れたために、新品に取り替えられています。

ただ、この家はかなりの人気物件で、私たちと同時に5人が契約希望を出し、我々は落選でした。

そして、その2つ後に見たのが今の家です。
・1番人気の公立校学区で近所が綺麗
・2階建てだけど、全ての機能は1階に集中
・使いやすいアイランドキッチン
・築8年で家具はチープじゃない

というわけで、この家に決めて、無事に住むことができました。